なぜ自然素材に惹かれるのか
先日の完成見学会でも、
漆喰や無垢床といった自然素材について、
たくさんのご質問をいただきました。
家づくりを考える時、性能や間取り、
デザインに目が向くのは当然のことです。
もちろんそれらはとても大切です。
ですが、実際に空間の中に立った時に感じる心地よさには、
素材の持つ力も大きく関わっているように思います。
私自身、自然素材に惹かれる理由はいくつかあります。
まずは、やはりその質感です。
写真ではなかなか伝わらない、手や足で触れた時の感覚。
漆喰のやわらかな表情や、無垢の床のぬくもり。
そうしたものは、
日々の暮らしの中で自然と心地よさにつながっていきます。
そして、本物感。
本物の素材が持つ存在感は、やはりどこか違います。
決して派手ではなくても、
空間全体に落ち着きや深みを与えてくれるように感じます。
もうひとつは、飽きないこと。
流行のデザインは、
時が経つと少し古く感じてしまうこともあります。
ですが、シンプルで本物の素材は、
年月を重ねても不思議と違和感がありません。
むしろ、時間とともに味わいが増していく。
それも大きな魅力だと思っています。
家は、完成した瞬間が一番美しいのではなく、
暮らしながら少しずつ馴染み、
そのご家族らしい表情になっていくもの。
だからこそ、長く付き合える素材を選ぶことはとても大切だと思います。
性能も大事。
デザインも大事。
でも、
毎日触れる素材の心地よさも、
暮らしの豊かさをつくる大切な要素です。
そんなことを、改めて感じた見学会でした。
それでは、また明日。