クルマの道が自転車道に。ウィーンで見た街の変化。
先日訪れたウィーンの街で、とても印象的な光景に出会いました。
それは、これまで車が走っていた車道が、自転車専用レーンへと生まれ変わっていたこと。
道の幅が少し狭くなり、自転車レーンがしっかり確保されていて、歩道との段差も少なくとても歩きやすい。まるで「人」と「自転車」が主役の街になっているような印象でした。
実はウィーンでは、これからも人口が増えると言われており、その対策としてクルマ中心のまちづくりから、「公共交通+自転車+徒歩」中心の都市へとシフトしているようです。
市内では地下鉄やバスなどの交通も充実していますが、自転車の利用率も年々増加中。
車よりも、もっと気軽で快適な移動手段として自転車の道がどんどん整備されているようです。
こうした取り組みは、私たちの暮らす湘南のまちづくりにも参考になると思います。
車が通るだけの道路ではなく、歩く人や子ども、自転車を使う人にも優しいデザインを考えることで、もっと暮らしやすく、気持ちのいい街になっていくはずです。
家づくりだけでなく、まわりのまちのあり方にも目を向けてみると、より豊かな住環境が見えてくる気がしました。
それでは、また明日。