本当に必要?注文住宅のバルコニー事情
注文住宅のプラン打合せの中で、よく出てくるのが「バルコニーを付けるかどうか」という話題です。
弊社では、ヒアリング時に必ずこう伺います。
「バルコニー、何をするために使いますか?」
すると、多くのお客様が「なんとなく付けるものだと思って…」と答えられます。
しかし、使い道がはっきりしない場合、後々こんな声を耳にすることが少なくありません。
- 掃除が大変で、結局あまり使わない
- 防水や外壁のメンテナンス費用がかかる
- 洗濯物は室内干しの方が便利だった
特に最近は、室内干しや乾燥機が普及し、外で干す習慣が減っています。
日常でバルコニーを活用するシーンが少ないご家庭では、むしろ作らない選択肢も十分に価値があります。
もちろん、明確な目的があれば話は別です。
例えば、家庭菜園やガーデニング、アウトドアリビングとして使いたい場合は、設計段階から用途に合わせた作り込みができます。
しかし「何となく」「どこも付いているから」という理由で付けると、結果的に管理の手間や維持費だけがかかるスペースになってしまうことも。
家づくりは一つひとつの設備・スペースに意味を持たせることで、より満足度の高い住まいになります。
あなたの家づくりにとって、バルコニーは本当に必要でしょうか?
それではまた明日。