中古住宅を買って、自分たちらしく暮らすという選択肢
今日は家づくりを考えている方に、少し情報をお伝えしたいと思います。
最近は新築だけではなく、「中古住宅を購入して、自分たちらしくリノベーションしたい」というご相談をいただくことも増えてきました。
特に湘南エリアでは、家そのものだけではなく、「この場所に住みたい」というところから家探しが始まる方も少なくありません。
海が近かったり、緑が見えたり、駅まで歩けたり。
新築用の土地だけを探しているとなかなか見つからなくても、中古住宅まで選択肢を広げると、「ここならこんな暮らしができそう」と思える場所に出会うこともあります。
そんな中古住宅を検討されている方にとって、【フラット35】が少し使いやすくなりました。
2026年9月1日の資金実行分から、中古住宅の購入と併せて行う一定の簡易なリフォーム工事について、その工事費用もまとめて借りられるようになったそうです。
例えば、
中古住宅の購入費用が3,000万円、
リフォーム工事費用が100万円なら、
合計3,100万円を借り入れる、というイメージが紹介されています。
対象となる工事としては、壁紙やフローリングの交換、キッチンや洗面台、照明などの設備設置などが挙げられています。
ただし、ここは少し注意が必要です。
今回対象になるのは、あくまでも一定の条件を満たした簡易なリフォーム工事です。
屋根や外壁、床面積の増減、断熱材の交換などは対象となる簡易リフォーム工事には該当しません。
ですので、私たちが普段ご相談いただくような、間取りを大きく変えたり、耐震性や断熱性能まで含めてしっかりと手を入れたりするリノベーションとは、少し考え方が違います。
それでも、中古住宅を購入するときの選択肢が少しずつ広がっていくことは、とても良いことだと思います。
また、中古住宅の購入についても、住宅性能や家族構成など一定の条件を満たすことで、【フラット35】の金利引下げメニューを利用できる場合があります。
こうした制度を見ていると、これからの家づくりは、「新築か、中古か」だけで考えるものではなくなっていくのかな、と感じます。
私が大切だと思うのは、「どんな家を買うか」よりも、「どこで、どんな暮らしをしたいのか」ということ。
中古住宅であっても、建物の状態をきちんと確認し、必要に応じて耐震性や断熱性を整え、そこに自分たちらしい間取りや素材を加えていけば、とても魅力的な住まいになる可能性があります。
逆に、中古住宅なら何でもリノベーションすれば大丈夫、というわけでもありません。
構造によっては希望する間取り変更が難しい場合もありますし、耐震や断熱にどこまで手を入れる必要があるのかによって、当然予算も大きく変わります。
だからこそ私たちは、中古住宅は「買ってから相談」ではなく、「買う前に相談」していただきたい。
と考えています。
立地は、後から変えることができません。
でも建物は、きちんと見極めたうえで手を入れることで、大きく変えることができます。
新築を建てる。
中古住宅を購入してリノベーションする。
最初からどちらか一方に決めてしまうのではなく、そのご家族がどこで、どんな暮らしをしたいのか。
そこから一緒に考えていくことが、これからはますます大切になってくるのではないでしょうか。
今日は少し、家づくりに関する情報のお話でした。
これから中古住宅を探そうと思っている方も、気になる物件を見つけた段階でご相談いただければ、建築の目線から一緒に考えることもできます。
良い場所と、良い建物。
その両方を見ながら、自分たちらしい暮らしを見つけていただければと思います。
それでは、また明日。