この土地らしい暮らしを大切にしたい
今日は、お建替えをご計画中のお客様のお宅へお邪魔してきました。
海からほど近いそのお住まい。
窓を開けると、
潮の香りを含んだ心地よい風が、
室内をすっと通り抜けていきました。
その瞬間、
「ああ、この土地らしいな」
と自然に感じました。
私自身も昔からこの街で暮らし、
慣れ親しんできた潮の香りです。
どこか懐かしく、
そしてやはり心地よいものですね。
お客様ともテラスでお話をしていると、
「この時期は気持ち良いんですよね」
と、穏やかな笑顔でお話しされていました。
きっと、
長くこの場所で暮らしてこられた中で、
当たり前のように感じてきた風景なのだと思います。
でも、
そうした“当たり前”の中にこそ、
その土地ならではの豊かさがあるのかもしれません。
家のお建替えとなると、
どうしても新しい設備や性能、
間取りに意識が向きがちです。
もちろんそれらはとても大切です。
ですが私は、
こうしたその土地ならではの心地よさも、
新しい家へしっかり受け継いでいきたいと思っています。
潮の香りを感じる風。
季節によって変わる光。
空の広がり。
この土地だからこそ感じられる心地よさがあります。
性能を高め、
快適に暮らせる家をつくることはもちろん大切です。
でもそれと同時に、
自然を遮断するのではなく、
その土地らしい心地よさを上手に取り込みながら暮らせる家でありたい。
そんなことを改めて感じたひとときでした。
家を建てるのではなく、
その土地らしい暮らしをつくる。
そんな家づくりを、
これからも大切にしていきたいと思います。
それでは、また明日。