誰もいない部屋で、暮らしを想像する。
今日は朝から、オーナー様宅の外壁塗装工事の現場確認へ。
その後オンラインでの打ち合わせを終え、モデルハウスでは妻と一緒に植栽を少し追加しました。
私は屋上まで土を運ぶ係。
妻はハーブや植物を手際よく植えていきます。
こういう時は、完全に役割分担ができています。(笑)
そして午後からは、デザイナーさんと一緒に逗子のマンションへ。
これからご提案するリノベーションのお見積もりをするため、現地の状況を確認してきました。
今回伺ったのは、私とほぼ同じ年月を重ねてきたマンションの一室。
今は空き家になっていて、家具も人もいない静かな空間です。
見積もりのための調査なので、もちろん寸法を測ったり、既存の状態を確認したりするのですが、歩いているうちに、どうしてもそれだけでは終わらなくなります。
心地よい天井の高さ。
RCの壁のディテール。
そして、長い年月を経た造作家具の雰囲気。
新しいものにはない、なんとも言えない味わいが残っていました。
そんな空間を見ていると、
「ここでは、どんな暮らしをしていたんだろう。」と、つい想像してしまいます。
そして今度は、
「自分だったら、ここでどう暮らしたいだろう。」と考えてみる。
お気に入りの一人掛けの椅子を置いて、音楽を聴きながらゆっくり過ごす場所があったらいいな、とか。
誰もいない部屋なのに、そんなことを考えていると、少しずつこれからの暮らしが見えてくるような気がします。
古いから、すべて新しくする。
それだけがリノベーションではないのでしょうね。
長い時間の中で残ってきた良いものを見つけながら、これからの暮らしに合うものを加えていく。
そんな考え方も、私は好きです。
現地調査を終え、逗子からの帰り道、夕方の空の向こうには、江の島と海。
なんとも湘南らしい、きれいな景色でした。
そういえば今日は、モデルハウスの屋上から久しぶりに富士山も見ることができました。
今日は景色に恵まれた一日だったのかもしれません。
古いマンションの一室で、これからの暮らしを想像して、
帰り道には、いつもの湘南の景色を眺める。
今日もまた、いろいろと想像が膨らんだ一日となりました。
それでは、また明日。