11月下旬、暮らしと住まいを見つめ直す季節
11月も下旬に入り、朝の空気がぐっと冷たくなってきました。
空気が澄み、遠くの山並みがくっきり見えるこの時期の景色が私はとても好きで、移動中の車から眺めるだけでも冬の入口を感じます。
日中の陽だまりはまだ心地よく、家の中では暖房と上着の調整が難しいほど。
この季節特有の「寒いような、まだ暖かいような」揺らぎが、毎年なんとも言えない風情をつくってくれますね。
11月の終わりになると、少しずつ“暮らしの冬支度”が始まります。
加湿器を出したり、ブランケットをソファに掛けたり、観葉植物の位置を変えたり。
小さな変化ですが、家の中の空気が冬仕様に整っていくのが心地よい時間です。
早めにスタートする大掃除の計画を立てながら、窓の外で変わっていく景色に季節の深まりを感じています。
そして、お客様との会話の中でも「年末に向けて家を整えたい」というご相談が増えてくるのもこの時期。
家づくりの仕事をしていると、住まいと季節のリズムが自然とリンクしているのを強く実感します。
気温の変化、日射の角度、湿度…どれも暮らしやすさに直結している大切な要素。
そんな“季節と住まいの関係”を意識するだけで、毎日の暮らしは少し豊かになります。
朝晩の冷え込みが本格的になる前のこの時期、
ふと一息つきながら、ゆっくりと暮らしを整えていく時間を楽しみたいですね。
皆さまもどうぞ温かくしてお過ごしください。
それでは、また明日。