セミオーダーで建築家とつくる、気配りの行き届いた家/辻堂K邸

外観

上のお子さんが翌年の春に小学校に上がるというタイミングで、家の購入を検討し始めたKご一家。

大学生の頃からサーフィンを愛好しているトシアキさんが九十九里に行きやすいようにと、それまでは浦安のマンションに住んでいましたが、千葉県の奥に家を持つと通勤が大変になるとのことで、サーフィンにも通勤にも良い湘南エリアで探すことにしました。

数あるビルダーの中から弊社を選んでいただき、建築家とつくるセミオーダーの注文住宅「R+(アールプラス)」で家を建てたK夫妻のお話は、これから家をどうしようかと考えているみなさまに、きっと参考になると思います。

そんな「家づくりの先輩」であるK夫妻に、大事にしたことや、注意すべき点などを伺うべく、インタビュー取材を行いました。

Kさんの家族構成  トシアキさん(44) アヤコさん(37) 長男(8) 次男(5)

施主インタビュー

まず、こだわったのは「家の性能」

家を検討し始めた最初の頃は、まず建売住宅を見に行ったというKご夫妻。ある夏の日、インターネットで見つけた藤沢の建売住宅のモデルルームを見に行くと、室内のあまりの暑さに驚いたそうです。

トシアキさん: 猛暑の日だったんですが、2階がサウナみたいに暑くて。奥さんが家の性能にはこだわりたいと言っていたので、これは無いなと。

アヤコさん: 家の中のどの場所でも温度差がなくて快適なのが良かったんです。実家が昔ながらの家で寒かったので、主人の転勤で大阪の新しいマンションに住んだ時に、保温性が良くとても快適だったのが忘れられなくて。

トシアキさん: 建売はやはりその点が難しいなと思ったので、土地から探して建てようと判断しました。

アヤコさん: 中古住宅のリノベーションも考えましたが、調べれば調べるほど難しいと感じました。すごくやり直すくらいなら新しく建てた方がいいなと。

トシアキさん: 土地の方は通勤があるので僕が探し、家は奥さんの方が過ごす時間も長いので、彼女が探すという役割分担で進めました。

ざっくり「湘南エリアで」とは決めていたものの、最初は鎌倉〜平塚くらいまで広く探し、鎌倉や藤沢などいくつか見にも行きましたが、価格や条件が合わなかったそうです。

そんなある日、辻堂に、トシアキさんの仕事のつながりのある不動産会社の土地が売りに出されました。海までは平坦な道を自転車で5分、駅も歩いて7分と非常に良い立地でした。売主をよく知っているという安心感もあり、この土地に決めました。

地元の工務店に行き着いた

土地探しと同時進行で、主にアヤコさんがビルダーを探していました。

アヤコさん: 「温度差がない快適な家」を求めて、大手にも話を聞きに行きましたが、少しオーバースペックだったり、デザインの好みが一世代上だなと感じたり、立派なパンフレットに気が引けたりして、なかなかしっくりくるビルダーに出会えずにいました。そんな時に、インターネットで松尾建設を見つけたんです。近い方が何かあったらすぐに来てくれそうですし、松尾建設で家を建てた他の施主さんの話を読んで良さそうと感じ、すぐに会いに行きました。サイトには価格が書いてなかったんですね、注文住宅だからだと思いますが。なのでそれを知りたくて。

トシアキさん: 他にも家の機能性を謳っている会社をいくつか比べた上で、購入した土地の不動産会社に関連のある工務店と、松尾建設さんの2択に絞り、見積もりをしていただきました。もう1社の方もデザインも良くて、価格は松尾建設さんより200万〜300万円くらい安かったんですよ。それでもうここにしようと心を決めて、松尾建設さんにお断りに行ったんです。そこで両方の見積もりを見せながらお話をした時に、決めかけていた方の会社の断熱材が、松尾建設さんのものよりだいぶ薄いことが分かったんです。そもそも僕たちは、寒暖差のない家にしたいと性能にこだわっていたはずなのに、価格やデザインに気を取られて、いつの間にかいちばん大事な部分をなおざりにするところだったと気がつきました。それで、松尾建設さんにお願いしようと考えを変えました。

年を重ねても飽きない。R+で建築家とつくる家

弊社では、お客様のご要望やお好み、ご予算に合わせてさまざまな家のつくり方が選べますが、K夫妻には「R+(https://www.r-plus-house.com/ )」という、建築家と一緒につくるセミオーダー型の注文住宅をおすすめしました。

ゼロからつくるよりも負担が少なく、建築家というプロの目線や経験、センスを取り入れながら、シンプルで飽きの来ない、高い機能性を持った家をつくることができるからです。

アヤコさん: 最初はカントリーハウス調のかわいい家に憧れていたんですよ。でも年をとった時にかわいい家に住んでるって変だよね、となって(笑)

トシアキさん: 青木さんが「シンプルがいいよ!」と言っていたんです。R+で建てた他の家の完成見学会にも何回か行かせていただいて、やっぱりそうだなと思いました。

家事をする時の目線、動線、見える景色まで考えてくれた。

家づくりは主にアヤコさんが主体となって、建築家の斎藤先生と打ち合わせをしながら進めていきました。K邸は2階がLDKですが、キッチンがフロアの真ん中にあり、リビングも北側というユニークな造り。どのような経緯でこういう間取りになったのでしょうか?

トシアキさん: 浦安のマンションではキッチンが北側にあって、彼女がいつもポツンと一人で家事をしているのが淋しかったらしいんですね。僕も知らなかったそんなことを斎藤先生がヒアリングしてくれて。キッチンを真ん中にすれば、家族が食卓にいても、リビングにいても、距離が近いでしょう。リビングも普通は南にするじゃないですか。でも、この土地だったら北側の方が眺めがすごく良いからと。

アヤコさん: 私はとにかく家事の動線をコンパクトにしたかったので、キッチンの近くに水回りを持ってきて、洗濯機もそこで。クローゼットも各部屋につくるんじゃなく、ファミリークローゼットという形で1ヶ所にして。斎藤先生ご自身が家事をしっかりなさる方らしく、だいたいのことが2階で効率良く収まるようになってるんです。図面に家事をしている時の目線や動作が書き込まれているんですよ。

トシアキさん: よく考えられているんですよね。クローゼットは5.5畳もあるんですが、事前に「スーツは何着ありますか? 革靴は何足ありますか?」と聞いて大きさを考えてくれて。子どもの部活が始まると物が増えるからと、そのゆとりも見てくれて。

アヤコさん: 家って、買うものだと思っていました。でも、やり取りしながら生み出す方がずっと良い家になります。この家の中には、こうしたら良かった、は無いです。

1台のエアコンで家じゅう涼しい、暖かい。

K邸の家づくりで、最も重要視していた「室内の温度差がないことによる快適性」はどうだったのでしょうか?

トシアキさん: 夏は2階のエアコンの冷房で1階まで涼しいんですよ。逆に冬は、1階の奥の子ども部屋にある6畳用のエアコンの暖房で、隣の寝室で寝ている僕は汗をかくほど。朝起きても家の中が暖かいので、布団から出られないということがないです。朝一でも15℃くらいあるかなぁ。

アヤコさん: やっぱり家は見えないところが大事っていうのは、住んでみてよく分かります。

茅ヶ崎という街の魅力

浦安から茅ヶ崎へと拠点を移したK一家ですが、同じ海辺の街でありながら、何か違いを感じることはあるのでしょうか? 茅ヶ崎の魅力を聞いてみました。

トシアキさん: 浦安はそこに人を呼ぶために開発された街なので、やっぱり便利なんです。道路も碁盤の目で、電線も地下に埋まっているし、大型のマンションと公園が計画的に配置され、学区も区画単位。2ブロック内で全ての用事が済む。ディズニーが近いのでヤシの木などが植えられてリゾート感もあるし、住んでいる人もそういう雰囲気が好きで住んでいるんですね。

それで言うと茅ヶ崎は、昔ながらの地元の付き合いも残っていて、上の子が地元で50年以上続いている野球チームに入っているんですが、ユニフォームを着て街を歩いていると、年配の方に声を掛けられたりします。湘南を感じるような個人経営のおしゃれな小さいお店もたくさんありますし。お隣の家にみかんの木があるんですが、実がなるとお裾分けをくれたり。

アフターケアとこれから家をつくる人に対してのアドバイス

取材に伺ったこの日は、トシアキさんが湘南の波に合わせて新しく購入した少し長めのサーフボードを収納するため、玄関の一画に設置されていた棚板を取り外す工事を行っている最中でした。このように、ちょっとしたことでもすぐに訪問できるのが、距離の近い地元工務店の強みです。

トシアキさん: 同じ街にいるこんなに存在の近い工務店はないですよね。青木さんはちょっとしたことでもすごく言いやすく、アフターケアの面では本当に頼りになります。

R+は、間取りが出てくるのが設計契約をした後なので戸惑う人もいるかもしれませんが、事前に、実際に住んでいる家を見学させてもらうといいと思います。間取りは、自分たちでの素人発想よりプロに任せた方が良くなることもあるし、住んでみると快適です。

アヤコさん: うちも北側がリビングって普通はないけど、南がリビングっていうのも、ただの固定観念なんですよね。

トシアキさん: 外観や見た目のデザインは、どこの会社でも多少勉強すればできると思いますが、住んでみて隅々まで気が行き届いている家の方が結果的に良いですよ。お金をかけるなら、機能性とか動線とか見えない所にちゃんとかけた方がいい。家づくりを始めると、寝ずにいろんなことを調べたりして、検討事項が増えると共に知らないうちに盲目的になっていくこともあります。

そんな時に「そもそもどんな家にしたかったんだっけ?」という最初のこだわり・軸に立ち戻ることが重要ですね。

家は完成してからが暮らしの始まりであり、工務店との末長いお付き合いもそこからが始まり。

施主さんごとに異なる温かいストーリーが、家の中で紡がれていくことを、私たち松尾建設株式会社も心から楽しみにしています。建てる前も、建てた後も、ちょっとしたことでも気軽にご相談いただければと思っています。

トシアキさん、アヤコさん、ありがとうございました。